まず結論から述べます。
スタンディングデスクに椅子は必要です。
理由は椅子が無いと立ちっぱなしの状態になってしまい、疲れ過ぎてしまうから。
椅子があることによって立疲れを防止できます。
この記事では、スタンディングデスクに椅子が必要な理由の他にも、
- スタンディングデスクに合う椅子
- 筆者おすすめの椅子
などについて解説します。
もし、
スタンディングデスクに椅子が必要なのか分からない。
スタンディングデスクにおすすめの椅子が知りたい。
なら、この記事を最後まで読んでみてください。
- スタンディングデスクに椅子が必要な理由
- スタンディングデスクに合う椅子
立ちっぱなしと座りっぱなしはどっちが良いのか?
スタンディングデスクでの椅子の必要性を問う前に、
- 立ちっぱなしと
- 座りっぱなし
ではどちらの方が良いのか解説していきます。
結論は、「両方とも良くない」です。
どちらかにスッパリと決められないのは、「立ちっぱなし」と「座りっぱなし」双方にリスクがあるからです。
長時間立ちっぱなしでいるとひざや足首を痛めるリスクがあります。
それは座りっぱなしも同様であり、長時間座りっぱなしの状態が続くと腰痛や肩こりになる危険性が高まります。
立ちっぱなしと座りっぱなし双方のリスクの原因は、長時間同じ姿勢でいることです。
だから、同じ姿勢が何時間も続く「立ちっぱなし」「座りっぱなし」の状態は良くありません。
座りっぱなしでは、死亡リスクが高まるといった研究結果もあります。
スタンディングデスクに椅子は絶対に必要
ここではスタンディングデスクに椅子が必要な理由を解説していきます。
- 立ち疲れで生産性が落ちる
- 身体を壊すリスクがある
立ち疲れで生産性が落ちる
理由の一つ目が、立ち疲れで生産性が落ちることです。
スタンディングデスクには立ちながら仕事を行うことで、その仕事の生産性を高める効果があります。
しかし、長時間の立姿勢は物凄く疲れます。
疲れてしまって仕事に集中できなくなるほどです。
ですが、スタンディングデスクのせいで仕事の生産性が落ちるのは本末転倒といえます。
身体を壊すリスクがある
理由の二つ目は、身体を壊すリスクがあることです。
先ほども少し触れましたが、立ちっぱなしの状態には身体を壊す危険性があります。
具体的には、
- 首
- 腰
- 足
といった部位です。
これらの部位は、私たちの身体を支える主要な部分であり、その分立ちっぱなしの負担が溜まりやすくなります。
重たい頭を首だけで支えていることを考えると、その負担は感覚的にも分かりやすいでしょう。
負担が積み重なり、結果、腰痛や骨格のゆがみなどの身体的故障につながるのです。
どんな椅子が良いのか?
ここまで椅子の必要性について解説してきました。
では、パイプ椅子のようなただの椅子でも良いのかというと、良くありません。
ただの椅子ではスタンディングデスクの持つメリットを活かせないからです。
ここでは、スタンディングデスクに合う椅子とスタンディングデスクとの相性が悪い椅子について解説していきます。
- スタンディングチェア
- おすすめの椅子
- スタンディングデスクと相性の悪い椅子
それぞれ見ていきましょう。
スタンディングチェア
スタンディングデスクを使うなら、椅子にはスタンディングチェアを選びましょう。
スタンディングチェアは、背が高めに作られた椅子のことです。
スタンディングチェアであれば、疲れたらサッと腰を下ろすことも出来ますし、立姿勢に近い状態で仕事ができます。
加えてスタンディングチェアでは、『半立位』という「座る」と「立つ」の中間の姿勢もできるのでおすすめです。
半立位については下記の記事で解説しています。
おすすめの椅子
私のおすすめの椅子は『LOOKIT!』の「スウィングスツール ラフレシア」です。
この椅子は上で触れた「半立位」が出来るうえ、高さ調整も幅が広く便利です。
もちろん私も使っています。
ネックはお値段が約2万円と椅子にしては少々お高い点でしょうか。ですが、スタンディングデスクとの相性は間違いありません。
スタンディングデスクに合う椅子をお探しの方にはオススメの品です。
スタンディングデスクと相性の悪い椅子
私はスタンディングデスクを現在(2023年4月時点)までに約3年間使用しています。
その3年間の間にスタンディングデスクに合う椅子をいくつも試してきました。その際にスタンディングデスクとの相性が悪い椅子があることが分かりましたのでご紹介します。
スタンディングデスクと相性の悪い椅子の特徴は以下の通りです。
- 背もたれが大きく、クッション性の高いもの
- 重たく、キャスターの無いもの
背もたれが大きく、クッション性の高いもの
背もたれが大きく、クッション性の高い椅子は止めておきましょう。
理由はゆったり休めてしまうからです。
立っていると当然疲れてしまいます。そんな時に背もたれが大きく、座り心地の良い椅子があれば座ってしまうのは自明でしょう。
座ってもすぐに立ち姿勢に戻れるのであれば問題ありません。
問題なのは、座り心地が良すぎて立ち姿勢に戻れなくなることです。
せっかくスタンディングデスクで立ち仕事をしていたとしても、背もたれが大きくクッション性の高い座り心地のよい椅子では、ついつい座ってしまいます。
なのでスタンディングデスクに合わせる椅子はゆったり休めるのようなものでなく、ただ座って足を休められる程度のものにしておきましょう。
重たく、キャスターの無いもの
重たくてキャスターの無い椅子も止めておいた方が良いでしょう。
理由は動かすのに手間が掛かるからです。
スタンディングデスクでは「座る」と「立つ」を交互に繰り返します。
この姿勢を変える際に椅子が重かったり、キャスターが無いと、椅子を動かすのが面倒くさくなるのです。
大した手間ではないですが、仕事に集中していると煩わしく感じます。
なので重かったりキャスターの無い椅子ではなく、軽かったりキャスターが付いている動かしやすい椅子がオススメです。
椅子が使えない場合の代用品
ここでは、椅子が使えない場合の代用品を紹介します。
椅子の代用として使えるのは下記2つです。
- スタンディングデスクマット
- サンダル若しくはクツ
この2つを使えば、椅子と同じように足の疲労を軽減することが出来ます。
詳しくは下記の記事にて解説しています。
【まとめ】スタンディングデスクで『椅子なし』はきつい
スタンディングデスクを使う上で椅子がないのは、身体的にも精神的にもきついです。
せっかくスタンディングデスクを使うなら、出来るだけ立って仕事をしたい!と考えるのも分かります。
ですが、無理して立ち続けたとしても、
- 疲れてしまって仕事の生産性が落ちる
- 身体を壊してしまう
といったデメリットが発生しかねません。
スタンディングデスクといっても、「座ってはならない」なんてルールはありません。
立ち疲れを防止するためにも椅子は絶対にいります。
オススメの椅子はスタンディングチェア。スタンディングチェアが無い場合は最低でもゆったりと休めない椅子にしましょう。
そうすることでスタンディングデスクの効果を損なわずに活用することが出来ます。
最後に。
スタンディングデスクは上手に使えば間違いなく、仕事の生産性を高めることが出来ます。
スタンディングデスクを使ってガンガン仕事をこなしていきましょう!